お待たせして申し訳ございません、いま、本の背中の部分を作っております。すべて終わるまでに何日ぐらいかかるのか、ちょっと不安になりつつ。
　ちなみに、この写真は五冊分を一気に背固めしております。かえって大変だぞ、ということが分かったので、このあと二冊ずつの作業に変更いたしました。




　たまに、細長い息子が邪魔しに来ます。「わざわざ来たんだから撫でろ」と言われるたびに作業が中断されます。

　えーとですね。恥ずかしい話ではございますが。

　製本作業の途中で、ちょっとしたミスに気づきまして、紙の束数とか、いろいろと計算が狂ってしまいました。現在、いくつかの材料を買い足しております。
　そういったわけで。あと２名様分だけはお受けできる形になりましたので、
　もし万が一、「注文しわすれちまったよ」という方がいらっしゃいましたら、14日の午後6時までにこちらの要領でお申し込みくださいませ。よろしくお願いいたします。

　こっちは、てめーの都合で生きてるわけじゃないんだよ。はい、そのとおりです。ごめんなさい。

　※締め切りました※

　というわけで、またコペンハーゲンの友人宅に戻ってきているわけですが。

　「Ｔ」の予約受付、とりあえず終了させてください。こんなワケの分からない、まだ出来上がってもいない本のご注文を賜り、誠にありがとうございました。

　昨日までにご連絡をいただいた分は大丈夫です。ちゃんとお作りいたします。テンプレートを用意しわすれたので、お返事をしておりませんが、帰国したら（たぶん8日）ご連絡させていただきますので。

　それではまた。

　飛行機の中で赤入れをするための準備完了。なにしに行くんだろう、私は。

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　お世話になっている知人の方から「例の本、僕も買っていいですか」と尋ねられると非常に悩む。

　悩む理由はいっぱいある。

１．著者贈呈で何冊か貰える本とか、大量に発注して作った本とか、PDFデータとかなら、「こんどお会いしたときにプレゼントしますよ」と言えるけど。紙代やインク代等の材料費を最後まで調整しまくった少数生産本となると、なかなかそういう豪快なことは言えない。

２．とはいえ、さんざんお世話になった方々からは御代をいただきづらい。

３．まず滅多に会うことのない人になら読んでいただいても平気だけど、なにしろ性描写なんかもあるような本なので、知人に読まれてしまうと、次に会ったとき恥ずかしすぎるかもしれない。

４．いくらＢＬ界のシャマランを目指したとはいえ（第一章）、これを書いた人は少し性癖がおかしいんじゃないのかと思われかねないような本でもあるので、そんなものを読ませてしまうと、「ああ、俺は薄気味の悪い女と仕事してたんだなあ。知りたくなかったよ」とか後悔されるかもしれない。

５．人生というのは何が起こるか分からないから、私は将来、夫と離婚するかもしれないし、死別するかもしれないのだ。この先、いろいろと事情があって、なんらかの理由で、これまでお世話になってきた男性や女性の誰かと暮らすことになるかもしれない。だけど、本書を読ませてしまった人と暮らすのは難しすぎるのではないかと思うと、自ら選択肢を狭めに行ってるような気分になる。

６．単に知人を減らしたくない。

　といったことを考えてしまうわけですが、Ｋさん、Ｓ田さん、どうしましょう。「分かってるから。お前がバカなのは分かってるから、もう、どうでもいいから、とにかく売れ」ということでしたら、申し訳ございませんが正規のお手続きで御申込くださいませ。質問に答えていただいた方にしか販売できないシステムとなっておりますので、よろしくお願い申し上げます。
　

　最初の四日間で、完全に御申込みは止まりましたので。
　もう、これで受付終了にしてしまうのが正しいよなとは思っているのですが。本の厚みや紙の枚数の都合上、「できれば四の倍数の部数で作れたら作業的に助かるんだよね」という非常に個人的な事情がございます。そして本書は、とりあえず作っておいて在庫にするということが一切できない仕様となっております。というわけなので、もうちょっとの間、ダメもとで受付を続けさせていただきます。

　取り急ぎ、すでに受注した分を、ちょこちょこと作り始めてます。ただ、製本は一気に行う予定です。そうしないと生活するスペースがなくなるのです。そういったわけで、できたものから送るという感じにはならないのですが。すみません。

　ええと。個人的に「とても正直で美しくてシンプルな回答だなあ」と思ったのは、某氏の「持ってて恥ずかしいもの」に対する答えです。エコールのＤＶＤ。

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　ちょっと心残りだったグッズを見ておこう、と。最後のダメ押しで買い物に行ってきました。東急ハンズとかホームセンターとか。

「クランプのＣ型のやつが欲しいんですけど」
「はいはい、こちらです」
「それと、コニシのB1っていうボンドか、ビニダインって置いてないですよね」
「ないと思います。何に使うものですか？」
「紙の束を接着して、背中の部分を固めるんです」
「えーと、そういったものはないですね」
「じゃあシリコンシーラントと、コーキングガンと、グルーガンの場所も教えていただきたいんですが」
「紙を接着するんですよね？」
「はい。いろいろ見てみたくて」
「ええと、こちらです」

「これください」
「……クランプ二つで240円になります」

　土曜日（25日）までにいただいたご注文につきまして、受注確認のメールをお送りいたしました。届いてねえぞ、という方は、メールかコメントでご連絡ください。

　29日から旅行なので、飛行機の中で赤入れしようと思って、いま準備をしているのですが。検閲で引っかかったらどうしよう、と。

「これは何ですか？」
「はい。これは自作のエロ本です」
「どれどれ、場合によっては取り上げますからね、読ませてごらんなさい」
「はい」
「……あまりにも主人公の行動が支離滅裂すぎて理解できません。読者のニーズを考えていないようですね。なによりタイトルが陳腐です」
「はい、ＢＬ雑誌の編集者にも全く同じことを言われました」

　２２日～２３日に「Ｔ」の予約の御申込をしてくださった方々へ、さきほど確認のメールを送らせていただきました。届いてねえぞ、という方がいらっしゃいましたら、お手数ですがコメントかメールでご連絡ください。

　ええと、夫が帰ってきましたので、明日あたりから通常モードに戻ろうと思います。はい。ホットメルトシートの自作実験とか、おゆまるの製本テストとか、そういうことにオーブンやＩＨ調理器を使うんじゃなくて、普通に食事とかを作ります。はい。明日から。