・串カツ、ポテサラ、冷奴、生ビール
・帰り道にコンビニで買ったナポリタン

　ライブ（The ピーズ×TOMOVSKY）の帰りに飲んだ。

・昔はピーズのライブで何度となく「アビさん」と絶叫した。でも、再結成後は一度も行ってなかった。
・トモフスキーのほうは、たぶん全ＣＤを持ってると思うけど、一度も行ったことがない。
・大木兄弟の対バンって、どんな感じになるんだか想像できない。
・しかも札幌のライブハウスへ行ったことがない。
・ちょっと怖い。

・開場前の列に並んだ。
・四十前後と思わしき客が多い。嬉しくて泣きたくなる。
・客層の七割ぐらいは、これまでの人生で、ちゃんと「ピーズファン」か「トモフスキーファン」の友達を見つけることができた様子の人たちだ。楽しそうに喋ってる。
・そしてカップルが一割ぐらい。
・あとは、一人ぼっちでやってきて、居心地悪そうにしている女性客が二割弱ぐらい。だいたいみんな顔色が悪くて伏し目がちで普段着で、少々性格に難ありって感じだ。
・おお、同士よ。
・とても他人とは思えないぜ。
・でもたぶん、君と友達にはなることはないのだろう。たぶん私たちは、そうやって生きてきたのだから。
・来世で会おう。

・演奏はトモフスキー→ピーズという順番だった。
・トモさん（どうしてもトモくんと呼べない）は、ぜんぜん44歳に見えなかった。
・客は大騒ぎだ。そうか、トモフスキーのライブって、こんな風になるのか。
・もっと死んだ魚みたいな目で、大人しく観て、曲の間だけ騒ぐのかと思ってた。
・「SKIP」と「ワルクナイヨワクナイ」を生で聴けて、とても嬉しい。
・最後の一曲は「ほめてよ」だった。素晴らしい。

・それにしてもエアコンの利きが甘い。
・一緒にはねてる人たちが、みんなペタペタしてる。
・完全にサウナ状態で、ガラスが曇ってる。
・具合が悪くなった様子で退場するお姉さんがいた。

・ハルさんの第一声。「騙された、北海道なのに暑い」。アビさんは入浴中の人みたいな状態になっていた。
・ピーズ楽曲は、新旧織り交ぜだった。非常にありがたい。
・私は本当に「とどめをハデにくれ」が好きだ。大好きだ。これほどナマで聴かなければならない歌も珍しいと思う。
・あと「赤羽ドリーミン」をライブで聴いたのは初めてかもしれない。
・そうこうしている間に、具合が悪くなったらしいお姉さんが二人退場。
・アンコールは、アビさんメインボーカルで「デブジャージ」。

・すっかり満足したけれど、完全に会場がサウナ状態だったので、生ビールを飲みに串揚げ屋へ向かう。
・いろいろあって、ほんのりと寂しい気持ちになった。

・具体的に言うと、いつも一人で飲みにいくたび、「あらあら」とか言って話しかけてくれる優しいおばちゃん店員さんたちが、急にいなくなったと思ったら、厨房に隠れてアイスモナカを食べ始めたのだ。
・仲良く分け合って食べてたんだ。
・違う。私はアイスモナカが食べたかったんじゃない。
・ちょっと「食べる？」って言われたかっただけなんだ。
・「いや、いいです」って言いたかったんだ。
・「でも溶けちゃうから」とか言われて、そうですか、とか言って、飲んでる最中にアイスモナカはないよなあとか思いながら食べたかったんだ。

・帰りにラーメン食べようと思ったら、お目当ての店に列ができてた。
・大木兄弟を見たあとに、ラーメン屋で並ぶというのは、確実に間違っているような気がした。
・とぼとぼとススキノから歩いて帰る。
・途中のローソンでナポリタン買う。
・温めて食べる。
・そんな形で一日が終わる。きっと明日は全身筋肉痛だ、などと思いながら就寝。