・SUAGEのスープカレー

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　札幌駅に展示されている Battle Starship YAMATO の戦艦ヤマトを見た。

　家庭用のインクジェットプリンタで印刷した厚紙を折り曲げて作ったような、不思議な質感だった。十三年ぐらい前、ボトムズのペーパークラフトを作ってる会社へ営業に行ったときのことをいろいろ思い出して、きゅんとした。

　で、札幌駅のヤマトには波動砲のスイッチボタンがあった。
　もちろん、これを押しても「どごー」って出るわけじゃない。それぐらいは分かる。でも、ボタンを押すわけだから、それなりに太めのサーチライトみたいな光が出たりするのかなと思ってた。さっそく押してみた。


　発射口の中がネオンのように青く光ってるだけだ。光が集まってるところを模してるのかなと思って、いちおうカウント１０だけ待ってみたけど、なにも起こらない。そうか。トリガーじゃないもんな。いや、そういう問題なんだろうか。これであってるんだろうか。最初に見たときから光ってたような気もするし。

　どの状態が「作動してる状態」なのか、どうも分かりづらかったので、近くにいた乗組員のお兄さんに尋ねてみた。

　「あのー、波動砲って、これで出てます？」
　「ああ、出てます」

　まさか自分の人生の中に、こんな会話をするシーンがあるとは思わなかった。