・ありもの炒め （豆腐、挽肉、春雨、なす、ピーマン、にんじん、長ネギ、タマネギ）
・キュウリとワカメの酢の物
・ポテサラ
・ごはん

　最近、電子レンジで料理できるシリコンの容器（ルクエ？）をテレビで見ることが多い。

　どちらかというと私も普段、電子レンジの世話になるほうだとは思うけど。「材料を一度に入れるだけで、煮物も蒸し物も炒飯もできちゃう」とか言ってる人を見ると、なんかちょっと悔しい。
　新しい調理ツールを得た喜びっていうのは、ものすごく理解できる。収納にも便利そうだし、洗い物も楽チンっていうのは魅力的だ。
　それでも。「薄っぺらいシリコンで出来たオモチャみたいなもんの対価として五千円を支払う」というのが、私には絶対にムリなんだ。もう、費用対効果の問題じゃない。「この商品の、どこにそんな金がかかってんだよ、なあ、説明してくれよ」という、そういう素直な心の声を無視してまで、購入ボタンを押すことなんてできない。その結果、幸せそうな人々から、「お前のようなケチは仲間に入れてあげないよ」と言われてるような気分になるのだ。

　なんか悔しさがおさまらなかったので、絶対にレンジでは作れない炒め物を作ってみたくなった。
　火の通りの悪いものから順番に油を回していって、ついでに春雨も使って、豆腐も使って、最後にとろみもつけちゃうもんね。どうだ。レンジではできまい。しかも、こんな適当なもんばっか入れてても、料理しながら味を足していけるから、意外と旨いのが出来ちゃうんだぜ。思いつきでオイスターソースも使っちゃうんだぜ。ざまあみろって感じだ。

　ああ、洗い物がいっぱいだよ。