・いわしの味噌漬け
・温サラダ （カブ、じゃがいも、にんじん）
・味噌汁 （カブの葉っぱと油揚げ）
・雑穀ご飯

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　いわしの味噌漬けはＩ様からのいただきものだ。まるまると太った大きなイワシに、いい具合に味が染み込んでいて、とても旨い。こんなに貰い物ばかりしていて良いのだろうか、と、甚だ疑問ではあるのだけれど、有難く頂戴する次第。

　本当は、こうやって生きたかったんだよなあ、と思う。
　人気者にならなくていい。どちらかというとなりたくない。目立ちたくない。ただ、ごくごく数人（もちろん一人でも可）の王侯貴族のパトロン様に気に入られて、そのおこぼれに甘えて生活したかった。
　私は定期的に作品を提供し、「お気に召しましたか？」なんてことを言って、「おお、よくやった。面白かったぞ」って言われたら、ご飯を食べさせてもらえる。そういう生活をしたかった。
　森雅之先生が書いてたアレだ。花束を受けるようにお金を受け取りたいっていうアレだ。ああ、しまった。抜粋したいのに『夜と薔薇』が見つからない。どこ行ったんだ。

　もしかしたら私は生まれる時代を間違えたのかもしれない。
　でも。おそらく私のパトロン様は、周囲の方々から「なんであんなの飼ってるの」とか言われてしまうのだろう。「あの人は育ちがいいけど趣味が悪いよね」とか言われて、きっと社交界で浮いてしまわれるのだろう。それも申し訳ないことだ。