映画と食べ物の備忘録
from 2009-09-09 to 2011-07-24 (maybe)
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・トースト+バター+蜂蜜
・目玉焼き、レタス
・紅茶
どうしたものだろう。
BLを一冊も読んだことないまま書いて、BL雑誌の編集部に送って、ものすごく怒られた例のBL小説(ただし、読んだ人は誰もBLだと認めてくれてない)を読みたいと言ってくださる方が増えてきた。
・目玉焼き、レタス
・紅茶
どうしたものだろう。
BLを一冊も読んだことないまま書いて、BL雑誌の編集部に送って、ものすごく怒られた例のBL小説(ただし、読んだ人は誰もBLだと認めてくれてない)を読みたいと言ってくださる方が増えてきた。
恥ずかしいから読ませたくないのですよ。誰にでも読ませてるものではないのですよ、とお断りしているのだけれど。
リアルな友人から「自分の知人が読みたがってるから何とかしてくれ」と何度も言われてしまったりすると、さすがにどうしたらいいものだか分からなくなる。
私がもったいぶって禁書扱いしてるから、よけい煽ってしまっているのだろう、それは分かっているのだ。だって「映画の話をしよう」なんか、びっくりするぐらい売れ行きが悪い。それなのに、こっちばかり人気が出るというのはおかしい。もしも、「映画の~」ぐらい簡単に買えるものであれば、読みたがる人はほとんどいなくなるはずだ。きっと皆さんも目を覚ましてくださるのではないかと思う。なにしろ、プロの編集者に読ませて怒られたものなのだ。そんなもんに金を出すのは、きっとばかばかしくなるだろう。認められなかったものを読んで笑いたいだけの人も、原稿用紙換算で2000枚以上になる長さの原稿を、わざわざ買い求めはしないだろう。そして私自身、この小説をもうそろそろ売っちまってもいいような、投げやりな気分になりつつある。いっそのこと、もう開き直って、まぐまぐとか通して PDF データを販売してしちまったらどうだろうと。そうも思うのだけれど。
それだと、読まれたくない人(具体的に言うと映像温泉芸社のメンバー様や、尊敬している中学時代の友人や、仕事でお世話になった方や、昔の仕事仲間など)の目に触れてしまう可能性がある。それは恥ずかしい。いい年してエロシーンとか書いてるのを知人に見せるなんて、死ぬほど恥ずかしい。できない。
あれ。だったら個人で受注して、自分で売ればいいだけの話なんじゃないのか。
なんで気づかなかったんだ。お客様に直接、メールで申し込んでもらえばいいのだ。そのメールに、住所も名前も電話番号も書いてもらうのだ。それで、注文してくださったお客様に私から電話をして、本人確認して、そこに書かれている住所に郵便でディスクを送ればいいのだ。その手があったじゃないか。
万が一、税金の申告が面倒くさくなるような売り上げ額になりそうだったら、そこで売り切れにすればいいのだ。エコカー減税みたいな話だけど。なんだ、それでいいじゃん。
いや。ちょっと待てよ。どうせ郵送するのなら、データで送る必要なんかないんだ。だって、住所や名前を私に教えてまで欲しいと言ってくださるお客様に対して、私からはデータを送るだけってのは、なんかすげえ失礼な感じだし。本にして売ればいいんだ。同人誌の人たちが昔からやってることじゃないか。なぜ私は一度も手を出してなかったんだろう。いや、だからって今から手を出すのもどうかと思うけど。
もともとこのファイルは二十五章編成で、五章ずつ五巻に分けられるような形で作ってあるのだ。そう、私の頭の中では、これは五冊の本になっていたのだ。だったら、ちゃんと本の形にして送ればいいんだ。とりあえず50冊×5巻で作ってみるか。よし、鉤屋の頃に見積もりを依頼した会社のサイトをいくつか見てみよう。
……ダメだ。単価が高すぎる。
試算したら、ものすごい金額になっちゃったよ。いちばん安い紙で、カバーなしのモノクロ印刷を選んでも、一冊あたりの単価が1200円だよ。五巻で6000円だよ。当たり前だよ。だって二段組なのに600ページ以上あるんだもん。しかもロットが小さすぎるんだよ。ああ、鉤屋の頃はよかったよ。だって、一タイトルの印刷部数を800にするか1000にするかで悩んでたんだもん。そりゃ単価もぜんぜん違うよ。当たり前だよ。
そうか。どうせ販売数が少ないんなら、私がコピーして製本すればいいんだ。
注文が入ったら、そのたびに私が一冊ずつ手で作るのだ。コピーして裁断して閉じれば、費用も安くあがるはずだ。在庫を抱える心配もないし、印刷所からの送料も、データ修正の費用もかからない。完璧なプランじゃないか。たぶん、ものすげえ大変だけど。一冊あたり何時間かかるんだって気もするけど。これなら取り次ぎ手数料(20%~40%+税金)も徴収されない。PDF販売業者への仲介量(50~60%+税金)も払わなくていいのだ。まるまるご馳走になれるのだ。それぐらいの苦労をするのは当然じゃないか。よし。私が自力でコピー本を作ろう。作って売ろう。よーし、がぜん売る気になってきた。もう恥ずかしいとか言ってる場合じゃない。売るよ。作って売るよ。
そんなことを考えながら、「自宅でできる簡易ボンド製本」のページを読み始めたのだけれど。
ちょっと休憩のつもりで知人のサイトを巡回してみたら、私の元同僚や元同級生たちが、「電子書籍のプラットフォーム戦争」や「電子書籍と投資」について難しい言葉を交えながら熱く語っているのを読んでしまった。
なんか、ふっと現実に引き戻された。急に寂しくなった。もう少しだけ考え直そうと思ってる。
リアルな友人から「自分の知人が読みたがってるから何とかしてくれ」と何度も言われてしまったりすると、さすがにどうしたらいいものだか分からなくなる。
私がもったいぶって禁書扱いしてるから、よけい煽ってしまっているのだろう、それは分かっているのだ。だって「映画の話をしよう」なんか、びっくりするぐらい売れ行きが悪い。それなのに、こっちばかり人気が出るというのはおかしい。もしも、「映画の~」ぐらい簡単に買えるものであれば、読みたがる人はほとんどいなくなるはずだ。きっと皆さんも目を覚ましてくださるのではないかと思う。なにしろ、プロの編集者に読ませて怒られたものなのだ。そんなもんに金を出すのは、きっとばかばかしくなるだろう。認められなかったものを読んで笑いたいだけの人も、原稿用紙換算で2000枚以上になる長さの原稿を、わざわざ買い求めはしないだろう。そして私自身、この小説をもうそろそろ売っちまってもいいような、投げやりな気分になりつつある。いっそのこと、もう開き直って、まぐまぐとか通して PDF データを販売してしちまったらどうだろうと。そうも思うのだけれど。
それだと、読まれたくない人(具体的に言うと映像温泉芸社のメンバー様や、尊敬している中学時代の友人や、仕事でお世話になった方や、昔の仕事仲間など)の目に触れてしまう可能性がある。それは恥ずかしい。いい年してエロシーンとか書いてるのを知人に見せるなんて、死ぬほど恥ずかしい。できない。
あれ。だったら個人で受注して、自分で売ればいいだけの話なんじゃないのか。
なんで気づかなかったんだ。お客様に直接、メールで申し込んでもらえばいいのだ。そのメールに、住所も名前も電話番号も書いてもらうのだ。それで、注文してくださったお客様に私から電話をして、本人確認して、そこに書かれている住所に郵便でディスクを送ればいいのだ。その手があったじゃないか。
万が一、税金の申告が面倒くさくなるような売り上げ額になりそうだったら、そこで売り切れにすればいいのだ。エコカー減税みたいな話だけど。なんだ、それでいいじゃん。
いや。ちょっと待てよ。どうせ郵送するのなら、データで送る必要なんかないんだ。だって、住所や名前を私に教えてまで欲しいと言ってくださるお客様に対して、私からはデータを送るだけってのは、なんかすげえ失礼な感じだし。本にして売ればいいんだ。同人誌の人たちが昔からやってることじゃないか。なぜ私は一度も手を出してなかったんだろう。いや、だからって今から手を出すのもどうかと思うけど。
もともとこのファイルは二十五章編成で、五章ずつ五巻に分けられるような形で作ってあるのだ。そう、私の頭の中では、これは五冊の本になっていたのだ。だったら、ちゃんと本の形にして送ればいいんだ。とりあえず50冊×5巻で作ってみるか。よし、鉤屋の頃に見積もりを依頼した会社のサイトをいくつか見てみよう。
……ダメだ。単価が高すぎる。
試算したら、ものすごい金額になっちゃったよ。いちばん安い紙で、カバーなしのモノクロ印刷を選んでも、一冊あたりの単価が1200円だよ。五巻で6000円だよ。当たり前だよ。だって二段組なのに600ページ以上あるんだもん。しかもロットが小さすぎるんだよ。ああ、鉤屋の頃はよかったよ。だって、一タイトルの印刷部数を800にするか1000にするかで悩んでたんだもん。そりゃ単価もぜんぜん違うよ。当たり前だよ。
そうか。どうせ販売数が少ないんなら、私がコピーして製本すればいいんだ。
注文が入ったら、そのたびに私が一冊ずつ手で作るのだ。コピーして裁断して閉じれば、費用も安くあがるはずだ。在庫を抱える心配もないし、印刷所からの送料も、データ修正の費用もかからない。完璧なプランじゃないか。たぶん、ものすげえ大変だけど。一冊あたり何時間かかるんだって気もするけど。これなら取り次ぎ手数料(20%~40%+税金)も徴収されない。PDF販売業者への仲介量(50~60%+税金)も払わなくていいのだ。まるまるご馳走になれるのだ。それぐらいの苦労をするのは当然じゃないか。よし。私が自力でコピー本を作ろう。作って売ろう。よーし、がぜん売る気になってきた。もう恥ずかしいとか言ってる場合じゃない。売るよ。作って売るよ。
そんなことを考えながら、「自宅でできる簡易ボンド製本」のページを読み始めたのだけれど。
ちょっと休憩のつもりで知人のサイトを巡回してみたら、私の元同僚や元同級生たちが、「電子書籍のプラットフォーム戦争」や「電子書籍と投資」について難しい言葉を交えながら熱く語っているのを読んでしまった。
なんか、ふっと現実に引き戻された。急に寂しくなった。もう少しだけ考え直そうと思ってる。
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Re:無題
「申し訳ありません。そねはちょっと席を外してまして…ええ。なんか、8円コピーの店とか探してます」
Re:無題
信じてもいいのでしょうか。
もしかしたら、私は、完全なる受注生産をしてみたかったのかもしれないと。
そんなことを思ったりしてます。
もしかしたら、私は、完全なる受注生産をしてみたかったのかもしれないと。
そんなことを思ったりしてます。
Re:無題
やっぱり紙ですよねえ。ええ。実は、原価計算と発送方法を本気で考え始めてます。
で、せっかく「一冊ずつの完全受注生産」なら、いろいろできる変則的なことがあるんじゃないかと、そういったことも考えております。とりあえず「本にお客様の名入れ」ぐらいは当然やることであるとして。その先を考えております。ネタばれになるので内緒です。
>その辺に置いてて人に見られたりしたら大変だ
ええ。たぶん、お客様の想像以上に「大変」になるような形を模索しております。
で、せっかく「一冊ずつの完全受注生産」なら、いろいろできる変則的なことがあるんじゃないかと、そういったことも考えております。とりあえず「本にお客様の名入れ」ぐらいは当然やることであるとして。その先を考えております。ネタばれになるので内緒です。
>その辺に置いてて人に見られたりしたら大変だ
ええ。たぶん、お客様の想像以上に「大変」になるような形を模索しております。
無題
BLが好きなはずと自認しているわりに、読みたいBLが世の中にないので、たまに自分で読み返すだけのBLを書くのですが(書こうとするのですが)、参考というかモチベーション資料として、「グレコローマンかたぎ」の記事を読み返したりします。冷やしおっぱいとか、イチローのしりの話とか、だるま市にいく話とか、スパイダーマンを見に行ったらデフォーよりデフォーらしい人がいたとか、素敵な話が書けそうだ! と思える記事が数え切れないぐらいあって、本当にいつも感謝しています。
それで勇んで書き始めるのですが、毎回飯を食ったところで投げ出してしまいます。必ず予定していたエロのところまで届きません。
「鉤屋脱線日誌」で拝見した限りでは、そうかエロはないのかー、わかるなーと勝手に思っていたんですが、ある、とのことで、すげえ!!! と思いました。何かショックを受けました。自分もがんばろうと思いました。
そねさんに感謝を伝えたかったのか、とにかく誰かにこの話をきいて欲しかったのかわからない一方的な報告ですみません。
ご本、読む時間を捻出するのが難しそうでもあるで、そんな自分のためにお手数をおかけするのもどうか、とものすごく悶々としているのですが、とにかく今後のご報告を楽しみにしております。
それで勇んで書き始めるのですが、毎回飯を食ったところで投げ出してしまいます。必ず予定していたエロのところまで届きません。
「鉤屋脱線日誌」で拝見した限りでは、そうかエロはないのかー、わかるなーと勝手に思っていたんですが、ある、とのことで、すげえ!!! と思いました。何かショックを受けました。自分もがんばろうと思いました。
そねさんに感謝を伝えたかったのか、とにかく誰かにこの話をきいて欲しかったのかわからない一方的な報告ですみません。
ご本、読む時間を捻出するのが難しそうでもあるで、そんな自分のためにお手数をおかけするのもどうか、とものすごく悶々としているのですが、とにかく今後のご報告を楽しみにしております。
Re:無題
>たまに自分で読み返すだけのBLを書くのですが(書こうとするのですが)、
非常に勇気付けられました。
そういう人がいるんだ、という事実だけで、私はこれからも生きていけそうな気がしました。しかし
>モチベーション資料として、「グレコローマンかたぎ」
それがどのように、どうやってBLにつながるのか、まったく想像もできません(特にデフォー)。なんつうのか、あれです、私のほうこそ読みたくて仕方なくなってきました。なんとかなりませんか。
>ある、とのことで、すげえ!!! と思いました。何かショックを受けました。自分もがんばろうと思いました。
それは、がんばらなくてもいいんじゃないのかと思います。はい。
ちなみに、一応エロシーンは書いてますが、「ちゃんとしたエロ描写」は非常に少ないです。あとは安藤みたいなもんです。なんだ、安藤みたいなもんって。
>とにかく今後のご報告を楽しみにしております。
私も楽しく進めさせていただいております。
いろいろとくだらないプランを考えすぎたせいでしょうか、おかげで熱が出ました。自分でも単純な身体だと思います。
非常に勇気付けられました。
そういう人がいるんだ、という事実だけで、私はこれからも生きていけそうな気がしました。しかし
>モチベーション資料として、「グレコローマンかたぎ」
それがどのように、どうやってBLにつながるのか、まったく想像もできません(特にデフォー)。なんつうのか、あれです、私のほうこそ読みたくて仕方なくなってきました。なんとかなりませんか。
>ある、とのことで、すげえ!!! と思いました。何かショックを受けました。自分もがんばろうと思いました。
それは、がんばらなくてもいいんじゃないのかと思います。はい。
ちなみに、一応エロシーンは書いてますが、「ちゃんとしたエロ描写」は非常に少ないです。あとは安藤みたいなもんです。なんだ、安藤みたいなもんって。
>とにかく今後のご報告を楽しみにしております。
私も楽しく進めさせていただいております。
いろいろとくだらないプランを考えすぎたせいでしょうか、おかげで熱が出ました。自分でも単純な身体だと思います。
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HN:原そね子
自己紹介:鉤屋のそねです。ごく稀に、グレコローマンかたぎのそねと呼ばれることもあります。
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