Be Kind Rewind／Michel Gondry
2008年・アメリカ

　「この映画がどういう映画なのか」を事前にちょろっと聞かされたとき、「そんなの面白いに決まってるじゃないか！」と叫び声を上げた。あまりにも期待しすぎて、どきどきして、頭の中で妄想が膨らみすぎた。その結果、これは実際に観たらガッカリする可能性が高いであろうと判断し、観ないことに決めたのだった。
　だけどケーブルで放送されてたから、うっかり観てしまった。なんだ。想像してたのとは少し違ったけど、むちゃくちゃ面白いじゃないか。もっと早く観てりゃよかった。

・これほど面白くなさそうな邦題をつけたのは、わざとなんじゃないだろうか。そんな気がした。いや、気のせいだろうけど。

・たぶん、自主制作映画をお作りになられている方が観たら、「それはねーよ」と言いたくなるところも多いと思う。
・でも、それは、そもそもの設定が大幅にバカげてて有り得ないものだから、許してもいいんじゃないかと思う。
・ヒロインの女が、ものすごくいい。当たり前みたいにやってるのがいい。私は本当に、こういう演出に弱すぎるんだ。

・なぜ満点にしなかったのかというと。あの、ちょっと分かりやすく感動させようとしちゃってる部分だけが、個人的に気持ち悪かったからだ。