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映画と食べ物の備忘録
from 2009-09-09 to 2011-07-24 (maybe)
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Shadow of a Doubt/Alfred Hitchcock
1942年・アメリカ

 ISMMシリーズ。面白かった。
 こういう映画を観て、「すごくシンプルな話だ」と思ってしまうのは、たぶん、観客をびっくりさせようとして凝りすぎたストーリー展開のサスペンスを観てるうちに、私の頭が悪くなったせいなんだろう。そんなことを考えた。
【初見/ケーブル録画/★★★☆】


 ストーリー凝りすぎ、で思い出したんだけど。

 先日、「最近の昼ドラってどんなんやってんだろう」と思って、『インディゴの夜』というドラマを観た。昼ドラらしいドロドロ系ではなくて、ホストクラブを舞台とした楽しいお話なんだよという噂は聞いていたのだけれど。ものすごかった。

・下っ端(?)の双子のホストくん。「俺たちはホストクラブでオーナーと店長をやっている」と田舎の母親に嘘をついていた。
・その母親(病み上がり、車椅子)が、息子たちの職場を見に来ることになった。
・双子のホスト大慌て。ホスト仲間に事情を話す。協力を申し出る仲間たち。
・「お母さんが来る時間は、オーナーたちを不在にして、お前たちがオーナーだという芝居をしよう」ということに落ち着く。
・母親来店。仲間たちに助けられて、自分たちがオーナーおよび店長であるという芝居をする双子のホスト。
・ところどころバレそうになるコメディ展開はありつつも、なんとか取り繕う。

 すごい。トラディッショナルだ。

・「自分は東京で立派に○○をやってる」と母親に見栄を張る
・母親が来てしまう
・仲間や上司が助ける

 こういう漫画とかドラマとか、私が子供の頃から何十回も見てきたよ。舞台がホストクラブになってるだけだよ。

 もしかしたら、そろそろみんな、派手なストーリー展開に飽きてきてるんじゃないだろうか。こういう安心感のある話を求めてるんじゃないのか。

 一日に一話、こういうのばっかり流してるドラマだったらすごいなと思った。
 つまり、ヒロインがメガネを外したら美人になったり、主人公の子供が雨の日に公園で子犬を拾ったり、サブキャラが社会人になってタイムカプセルを掘り出したり、バイトの女の子がお見合いを断るために男友達(実は本命)に芝居をしてもらったり、弱そうなキャラが何らかの罵倒の言葉(トミコ的なもの)に反応して怪力を見せたり、そういうの以外は一切やらないような連ドラだったら、私はちょっと観てみたいかもしれない。
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