DE BATTRE MON COEUR S'EST ARRETE／Jacques Audiard
2005年・フランス

　かなり好きだ。
　フランス映画は、「もう本気でイヤだなあ、観なきゃ良かったなあ」と思わされるものも多いんだけど。こういうのがたまにあるから困る。

　「説明が足りない」と思うか、「わざと説明しないでくれてありがとう」と思うか、それは、その映画を観る側によって意見が異なって当たり前なんだろうけど。
　私個人としては、「説明しないでくれてありがとう」だった。

　しかし、この邦題は、いったい何を狙ったんだろう。『戦場のピアニスト』あるいは『海の上のピアニスト』と間違えて観ちゃう客に期待したんだろうか。

　あと、どうでもいいけど、「不動産ブローカー」って、それは内容的に「ブレイカー」だろって誰も突っ込まないのか。そういうものなのか。私が無知なのか。