L'odeur de la Papaye verte／Trần Anh Dũng
1993年・フランス＝ベトナム

　ＤＶＤプレイヤーをいじってたら、夫から「なにを観るんですか」と尋ねられた。
　タイトルを言ったら、「あ、それ、ぜんぜんやらしくないですよ？」と言われた。気の毒な人を見るような表情で。
　いったい私は、どんな風に思われてるんだろう。

　比較するのはおかしいような気がするし、特にアメリが嫌いなわけじゃないのだけれど。
　私は、「クレームブリュレの表面を、スプーンで割るのが好きな女」よりも、「もう食べる部分のないパパイヤをナタみたいな包丁で真っ二つに割って、中の種をいじる女」のほうに、ずっと親近感を抱いてしまうなあと。そんなことを思った。

　あと、夫の意見に反して、ものすごくエロい映画だった。
　私の「エロ映画ランキング」のトップ１０に入れてしまおうかと思っている。

　そのランキングを公表する勇気はないのだけれど。幻魔大戦が第八位に入っているというあたりから、適当に推し量っていただけたらと思う。いや、別に推し量らなくていいんですが。