・ぱっつんぱっつんのオムレツ （キャベツ、挽肉、タマネギ、椎茸。ケチャップじゃなくて、お好み焼きっぽいソースで）
・カボチャのサラダ （カボチャ、タマネギ、アーモンドスライス）
・味噌汁（油揚げ、ネギ）
・ごはん

　私の作るオムレツは、あきらかに時代と逆行している。でも、こういう実直なルックスというのも決して間違ってはいないと思う。そして私が卵料理に求めるのは、ふわふわ感でもとろとろ感でもなくて、『端っこのチリメン状のパリパリ』と『卵の焦げる香ばしい匂い』だから、これでいいのだ。
　もっと言ってしまえば、ホテルの朝食なんかでシェフが一個ずつ作ってくれるオムレツって、見た目ばっかりだと思う。実際に喰ってみると、それほど旨くないと私は感じる。ひねくれてるだけだと言われるかもしれないけど。あれは私にとって、ただ柔らかいだけの食べ物だ。

※サイズ比較のために「大平原」を置いたのだけれど、そもそも「大平原」のサイズが分からない人も多いんじゃないかってことに、いま気づいた。