・トースト
・ツナマヨ＋タマネギ
・マンデリンティムティム

　「にじいろジーン」を欠かさず観ている。と言っても、「地球まるごと見聞録」のコーナーしか観てない。このコーナーが始まるまでは、別のことをしている。そして、このコーナーが終わったら即座にテレビを消す。

　あくまでも個人的な感想だけど。「地球まるごと見聞録」は、いま地上波で鑑賞できる海外旅行番組の中で、最も面白いと思う。
　まず街を映すときの「ここから撮るのか」感が、いつも絶妙にかっこいい。そしてレポーターは、現地のガイドに案内されるだけの小さなヌイグルミだ。何も喋れない。「私はいま、どこそこに来てまーす」とか「すっごく美味しーい」とか「きれーい」とか、そういうことをいちいちレポートするような人間がいない。これは本当にいい。
　そして、とどめに居住物件の紹介だ。
　私は海外旅行をするたび、いつも本気で「ここに住んだらどんな生活だろう」ということを想像する。その街の市場やスーパーや銀行や映画館を見たあとは、ますますそう思う。そして不動産屋へ行きたいと思う。でも、旅行客がヒヤカシをするわけにもいかないから、物件情報の載ってる雑誌を買ったりして、間取りだけ見て楽しんでいる。しかし「地球まるごと見聞録」は、家賃や設備の説明に加え、ベランダからの眺めまで見せてくれる。その点において言えば、この番組は、実際の海外旅行よりも面白い。（ただし、このコーナーは、ときどきホテル紹介に差し替えられることもある。すごくガッカリだ）

　逆に最も不愉快なのは「弾丸トラベラー」で、夫がリビングでこれを観ている間は部屋に引きこもらなければならない、これを観ると死にたくなる、天野くんの声も中川勝彦先生の娘さんも好きだけど、それを考慮してもなお我慢ならないというほどに不愉快な番組であるのだけれど、まあそれは置いておくとして。

　その大好きな「地球まるごと見聞録」が、ここ数週間、急激に失速しているような気がする。
　紹介される情報そのものは相変わらず面白いのだけれど、「ここに存在してみたい」と思えるような感じが薄い。ざっくり言えば、映像が以前ほど綺麗ではなくなったような気がする。街の爺さんや猫を一瞬だけ映すようなシーンも、以前に比べると、急につまらなくなったように思えて仕方ない。気のせいかもしれないから、もうちょっと我慢して見守ろうと思う。