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映画と食べ物の備忘録
from 2009-09-09 to 2011-07-24 (maybe)
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Jack/Francis Ford Coppola
1996年・アメリカ

なんだか面白かった。ロビンウィリアムスなのに。
【初見/ケーブルTV/★★★☆】

 どうせロビンウィリアムスが愛嬌たっぷりに演じる感動のハートフルコメディだろ、とか思って、最初から先入観たっぷりに観ていた。そういった自分の底意地の悪さに赤面した。
 実際、その通りの内容だったんだけど。ところどころ、すごくいいなあと思ってしまったのだった。

・主人公が近所のガキどもと仲良くなるまでの話が、とても雑で素敵だ。「デカいからバスケで便利」「親を騙すのに使える」「エロ本を買ってきてくれる」「レベルの低い下ネタが通用する」という、きわめて分かりやすい理由だけでジャックが愛されていくのが良い。ガキのくせに、いちいち病気について考えたり理解しあったりするようなシーンとか挟まれたら気持ち悪いんだ、私は。

・パパとママが、ジャックのせいで作れなかった二人目の子供(だよな)をあっさり作ってるのがいい。何の説明もないのがいい。なんかこう、いろいろふっきれたんだろうなという部分を勝手に想像させてくれるのがいい。

・ロペスの出す課題の作文のテーマ、あれはなんだ。ああいう病気の子供がいるクラスで出すような課題か。あまりの配慮のなさに私は爆笑したのだけれど。

・実際の HGPS の人とかテレビで観ることもあるから、こんな能天気な年の取り方していいのかよ、早老症ってこんなもんじゃ済まされないだろ、映画だからってなんでもありかよ、とも思うのだけれど。

・でも、これはコッポラ監督が事故死した息子を思って作った映画ですよ、みたいなことを言われてしまうと、ああ、生意気なこと言ってすみませんでしたって気になる。

・それはそれとして、とりあえずお前は長いズボンを履け。
 
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