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映画と食べ物の備忘録
from 2009-09-09 to 2011-07-24 (maybe)
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・スパゲティ (挽肉、たまねぎ、ピーマン)

 私は、中三ぐらいになるまで、 『お父さんは心配症』以外の少女マンガを全く読めない子供だった。

 あの、ごてごてした睫毛だとか、白い点がいっぱい入ってる目だとか、異常に細くて長い手足なんかが、どうしても気持ち悪くてダメだった。だから、同世代の女性と話してるとき、マンガの話になると急に置いていかれてしまう。ベルバラもパタリロもときめきトゥナイトもキャンディキャンディも「ごめん、分かんない」で終わってしまう。

 最近になって、あのあたりのマンガにも面白いものがあったのだということを、さんざん思い知らされて愕然としている。
 あの当時、あんなに気持ち悪かったものも、少し慣れてしまうと大丈夫なのだ。食わず嫌いは損だ。なんであれをリアルタイムで楽しもうとしなかったんだ。まったく悔しい。

 ところで。私は、わりと小説を読んでる人なのだと誤解されることがある。実際にはぜんぜん読んでない。たしかに本棚の数は多いけど、そのほとんどを埋めているのは漫画・ノンフィクション・生物、あと趣味のいろいろだ。

 いまも私は、推理小説を一切、読むことができない。ライトノベルも全く読めない。エンタメ小説というのも、まず読めない。そのうえ純文学も苦手だ。ごく一部の作家によるものを除いて、ほとんどの小説が読めない。だいたい最初の五ページぐらいで投げ出してしまう。それも、ちょっと流し読みしただけで散々ケチをつけ、「こんなもん読めねー」なんてことを平気で言って放り出す。我ながら最低なのかもしれないと思う。

 小説というものが基本的に嫌いだから仕方ないのだ。せっかく誰かの創作物を楽しむなら、映画とかマンガとかのほうがいい。文章だったら自分でも書けるのに、なんで人の書いた「ありもしないお話」を読まなければならんのだ、と。そんな時間があるんなら映画を観たほうがいいよ、だって私には作れないんだもん、と。そう思ってしまう。

 これも、きっと損をしているのだろう。それは分かってるけど、まだ読めない。
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おや?
ごぶさたしてます。
こちらの記憶が正しければ、昔、そちらからお借りした小説の数は三桁に登るのではないかと?
FANTO 2010/05/15(Sat)06:52:24 編集
Re:おや?
御無沙汰いたしております。

あー。たぶん、あの当時にお貸ししたのは、『ごく一部の作家さん』の小説ばかりだと思うのですが。
ああ、違うよ。よく考えたら、たぶん半分ぐらいは旅行記とか随筆とかノンフィクションとかですよ。たぶん。
【2010/05/15 16:05】
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